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採用事例

採用事例

ビルのアルミ外壁パネルを白い木目調の焼付塗装に

名古屋市内の公共施設に、弊社の木目調塗装をご採用いただきました。

設計士様がイメージされたのは、「白い木目調」。白いペンキを塗って、白色の奥にうっすら木の風合いが残っている、あのイメージです。

白い木目調は、技術的にとても大変なのです。ベース色の白の上に、黒の木目を描くのですが、少しでも模様が濃く(黒く)なると、模様の黒さが勝ってしまい、全体的にグレー色になってしまうのです。かといって、薄すぎると、木目模様が見えない、となってしまいます。この、見えるようで見えない、微妙な木目の濃さを出すのが、とても難しいのです。

さらに、今回は平面のパネルだけでなく、多面体で、各面で木目の方向が異なる、という、超ウルトラ難度級のパネルもあります。難しい依頼をうけると、俄然、職人魂に火が付きます。

アルミ製のパネルに焼付塗装をほどこし、その上から木目模様を描画していきます。印刷やフィルムのように決まった版があるわけではなく、1枚1枚、イメージを膨らませながら模様を描画します。建築図面と照らし合わせながら、木目の方向を細かく確認していきます。最後に170℃で焼付乾燥して出来上がりです。

いつも見慣れている茶系の木目調と違い、白い木目調は個性的でいいですね。

株式会社ダイワ